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2016.04.12

完成現場見学会

今年は寒の戻りも少なく春らしい暖かい日が続いていますね。さて、先日住まいづくりのお手伝いをさせていただきましたお客様方の完成現場見学会に行ってきました。こちらの建物の設計・施工は個性的なデザインに細やかな施工管理、ガレージハウス設計がお得意なカーサ・カレラさんです。

朝10時に現地に到着してみると、いきなりランボルギーニーとポルシェがお出迎え。ガレージハウスの設計が興味をそそるお宅なのですが、やはり車好きのお客様が朝一で見に来られていました。

一部が2階建てですがほとんど平屋の建物です。
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玄関に入ると照明をオブジェが目が止まります。
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フローリング材は高級素材のチーク材が使われています。
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TV置場にもなる壁ぼアクセントクロス。
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客間でもある和室。吊り押入の襖紙がとても個性的です。
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キッチンは大理石調の床材で清潔感があります。
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TOTO製のユニットバス。
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トイレ。壁クロス、アクセサリーが素敵です!
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正面のガレージを開けると奥に続いているのが見えますが・・・
10.JPG中庭に車を乗り入れれるようにしているのです!

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長い時間かけられて住まいづくりを進めてこられたからだと思いますが、使い勝手の良い間取りに見どころも沢山作られてる楽しいお住まいでした。中庭に愛車を乗り入れ、好きな車を見ながら食事やお酒を楽しめるという設計は個人的にもたまらないですね。
2016.04.02

新年度

ここ数日の暖かさで岡山市内の桜もほぼ満開になったようです。先ほど事務所への帰り道に旭川の河川道を通ってみたのですが、花見を楽しんでいる方がたくさんいらっしゃいました。天気予報を見てみると今週来週ともに比較的安定した日が続くみたいですから、桜は長く楽しめるみたいですね。

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さて、今日は4月2日、新しい年度が始まって2日目です。すでに平成28年になって3ヶ月が過ぎていますが、学校も役所も企業も4月1日からが新年度、やはり区切りとなる年度変わりには気持ちが新たになるという感じですね。

スタイルプランニングは今年で会社設立10年になります。エンドユーザー向けの不動産コンサルティングという、ありそうでなかったサービスを提供して今日までやってきました。コンサルティングサービスを理解いただけた多くのお客様のおかげで、今日まで業務を続けてこれたのだと心から思います。ただ、現在の業務にマンネリ感も感じています。昨今の時代の移り変わりは早く、また求められていることも変化し続けています。当然、サービスを提供する側も変化し続けなければなりませんが、そういう点においてまだまだ柔軟さが足りない、勉強が足りない、スピードが足りないと思うこともしばしばです。

新年度を迎えると何か新しい取り組みをしたいという気持ちになれます。また、何か変えようと思ったりします。気持ち新たになれるこの時期に、あらためて業務を振り返り、知恵を絞り出し、今までにはない、今ままでとは違う、何か新しいものを生み出したいと思う一日でした。

2016.03.15

ラジオ番組

昨年の4月から取り組んでいました「FM790レディオモモ」のラジオ番組、「不動産と住まいの相談室レディオモモ出張所」がこの3月19日で終了します。先日、その最後の収録がありました。

 

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この番組のスポンサーは(株)カーサ・カレラさん。私の仕事の最大の理解者でもある木口社長さんが、自社で行っているイベントのタイトルをそのまま使う形で番組のバックアップしてくれました。そして、番組の肝でもあるパーソナリティを務めていただいたのがデザイナーの内山さん。デザイン会社(株)IMPの代表兼デザイナーをされている方で、昔TV番組の司会もしていたという異色の経歴を生かして進行役を務めていただきました。

番組では、エンドユーザーと同じ目線である内山さんが、不動産や住まいに関する相談事を投げかけていただき、それに対して私が答えていくという構成で進行しました。最初頃は堅い話も多かったですが、慣れるに従い、様々な問題を、分かりやすい形でお話をさせていただけたように感じます。実際、番組の反響もあり、私が行っているセミナーや相談会の会場で「この前ラジオで話されていたあの・・・」という感じで話をされてこられる方も多かったです。

1年という期間限定でしたが楽しい時間を過ごさせてもらいました。このような形で、エンドユーザーの住まいづくりや不動産取引をサポートするのも面白いと感じましたし、ラジオという媒体で個人向けの不動産コンサルティングを知っていただいたのも良かったと思います。そして、ラジオ番組の運営スタッフの方々とも、貴重な意見交換ができたことも財産になりました。今後も、個人向けの不動産コンサルティングを知っていただくことや、住まいコンシェルジュという業務を知っていただく活動などを、新しい形で伝えていくチャレンジを続けていきたいと思います。

2016.03.12

お客様の地鎮祭

今日は朝一番に住まいづくりコンサルティングでお手伝いをさせていただいた、O様の地鎮祭に参加してきました。空気は冷たかったですが、雲一つない快晴で、春の暖かい日差しが降り注ぎ、とても気持ちのいい地鎮祭でした。地鎮祭とは、土木工事や建築工事などで工事を始める前に行う、その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る催事です。日本では宗派に問わず昔から行われていますが、住まいづくりにおいて一つの大きな区切りとなるイベントの一つです。

今年の5月でエンドユーザー向けの住まいづくりコンサルティングを始めて10年になります。数えてみると延べで155件のお住まいをお手伝いさせていただきました。エンドユーザーが自分にあった住宅を自由に選べ、建築会社の都合で進む商談を施主側の都合とフィフティフィフティにし、納得の住まいづくりとなることを基本理念として始めた事業ですが、当初は利用してくれる方がいるのだろうかと不安を感じながらでした。

私がクライアントと出会うのは、お客様からの紹介もありますがセミナーや相談会を通じてが多いです。お互いのことを知るにはそのような機会を利用するのが一番いいのでしょう。顔を合わせて話をすることで人となりを知ることができます。互いの価値観や考えが合うと思ええば個別相談を受けるようになり、そこから住まいづくりのサポートが始まります。

コンサルティングの最大の山場は住宅会社の選択です。建築の素人である施主は建築会社のことを知るすべがありませんし、選択を間違えれば大きなトラブルを招くことになります。施主の考えを細かく確認し建築会社の選択という困難な課題を一緒にクリアしていきます。建築会社の選択がで無事きれば細かな打ち合わせを重ね、全ての事柄が完了した暁に地鎮祭を迎えるのです。

地鎮祭をおこなうことで施主は家を建てることを実感します。ここまで来たという安堵感、いよいよ工事が始まるという期待感、家を建てれるという喜び、施主だけでなく家族や親族も皆笑顔に満ちています。これらを目の当たりすると、この仕事を始めて良かったとやりがいと責任感を強く感じます。地鎮祭は施主だけでなく私自身にもいろんなことを思い起こさせてくれるのです。
今日の地鎮祭参加で、あらためて仕事の意義とやる気を与えてもらえました。

2016.02.02

「M Style 円山 Concept Life」プロジェクト、建物完成しました!

昨年11月より工事を進めていました、「M Style 円山 Concept Life」プロジェクト。予定通り建物が完成しました。多くを語るよりも百聞は一見にしかず、写真をご覧下さい。

進入路より団地全景。01.JPG

北東より建物全景。窓装飾、軒下付梁がポイントです。
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北西より建物全景。駐車スペースは2台分です。
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玄関エントランス。柱の付梁が重厚感を出しています。
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玄関ホール。室内窓がアクセントになっています。
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リビングからダイニングキッチンを眺めています。
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リビング。アクセントクロスがポイントです。
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キッチンからLDを見ています。タイルがお洒落です。7.JPG

キッチンカウンターのリビング側側。レンガを装飾しています。
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リクシルのユニットバス。
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主寝室。アクセントクロスはレンガ調を使いました。
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子供室。ホワイトケーシングで明るくデザインしています。
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今では少なくなった湿式工法の外装、アレンジを加えた室内装飾、無駄を省いた使いやすさとデザイン性を組み合わせた建物に仕上げています。完成お披露目見学会は2月13日(土)、14日(日)に予定してます。ご興味のある方はぜひご来場下さい。
詳細な物件資料、販売価格などに関するお問合せ等ございましたら、こちらからお問合せ下さい。

2016.01.04

新年あけましておめでとうございます

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皆様にとって素晴らしい年となります様、心よりお祈り申し上げます。

私どもは、どなたでも、お気軽に、住まいづくりコンサルティングをご利用していただき、

納得できる住まいづくりとなるよう、日々努力を重ねていきます。

本年もどうぞ、宜しくお願い申し上げます。

平成28年1月5日
株式会社スタイルプランニング
スタッフ一同
2015.12.28

本日は仕事納めです。

本日、2015年の仕事納めとなりました。お手伝いをさせていただきましたお客様、仕事を通じてお取引させていただきました業者様、一年間、大変お世話になりました。ありがとうございました。
2015年は、セミナー・相談会は延べで71回の開催、コンサルティングを通じてお住まいづくりをお手伝いさせていただいたお客様が14件、不動産を購入いただいたお客様は20件、コンセプト住宅建売プロジェクトの取組が1件という1年でした。

ご縁があって皆様と出会い、住まいづくりに携わらせていただき、仕事を重ねるたび新しい感動をいただけたことに本当に感謝しております。来たる新年も、本年と同様に、1件でも多くの住まいづくりのお手伝いができますことを願いつつ、仕事納めとさせていただきます。

皆様、良いお年をお迎え下さい。
株式会社スタイルプランニング
代表 中川 雄二

2015.12.17

「M Style 円山 Concept Life」プロジェクト ~外部・内部工事~

今日はとっても寒いです。というか、いつもの冬にようやくなったというのが正確な言い方かも知れませんね。12月に入っても暖かい日が続いてましたから、余計にこの寒さがこたえます・・・。
さて、「M Style 円山」プロジェクトは工事が佳境に入っています。ここ1カ月で外部の外壁工事、内部の造作工事が着々と進みました。まずは外壁工事、このようなプロセスで仕上げていきます。

構造用合板の上にVFフェルトを張っていきます。1.JPG

全て張れた状態。フェルトの裏にはポッチが付いて壁との間の通気を確保しています。
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張り終えたフェルトの上に、フロートラスを張ります。
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ラスが張れたらスーパーファインコンクリートを塗っていきます。
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全て均等に塗り終えたらしっかり乾かします。
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外装の仕上げ前に外部装飾の付梁や窓枠モールディングを取付けます。
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コンクリートが乾いたら外装材を吹付けて仕上げます。今回は「SBフィニュッシュ」吹放し仕上げです。最近の多くの住宅は、乾式工法(水を使わない工法)でサイディングボード張りが多いですが、重厚感や趣を感じないのはボードを張るだけだけの仕上げだからです。そしてボードのつなぎ目にコーキング処理をするのですが、これが数年も経てば風化して汚れ、外観を台無しにするのです。湿式工法の仕上げも月日と共に経年変化しますが、逆に味わいや趣を持たせてくれるのです。
次に、内部の造作工事はこんな感じに進みました。

玄関ホールのアクセント室内窓とリビングドア。11.JPG

リビングからの階段、洗面への入口部上部はアールで仕上げています。
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キッチンから見たリビング。リビングの開口部はオイルステンミディアム色です。
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2階の子供室。廻縁、巾木、ケーシングはホワイト色で仕上げています。
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内部工事では、床材を張った後に断熱材を収め、天井・壁全てを12.5mmの石膏ボードで仕上げていきます。場所によっては下がり壁をアールにしたり、柱型をつけたり装飾もこの時にします。そして最後に、廻縁、巾木、ケーシング、ドア枠を取り付けます。この後内装の仕上げ工事に入ります。

石膏ボードのパテ埋め。クロスを張る下地を作るのですが、これがかなり大事。
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パテが乾けば仕上げのクロスを張っていきます。
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職人さんは手際良く、美しく、クロスを仕上げていきます。
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ちなみに、安く住宅を建てるには、コストを下げるために廻縁、巾木、ケーシングなどは付けず、造作も手間のかかるような形状やデザインはしないようにしています。ローコスト住宅や安い建売住宅などが結果シンプルなのはそういう理由からです。安いというのも一つの魅力かとは思いますが、手間と時間とお金を掛けて、お洒落な空間を作ることは、施主が建物を長く大切にしていく大切な要素の一つだと思います。スタイルプランニングが提供する住まいは、そんな住まいにしたいとの思いで考え作ってもらっています。
月末には外装が仕上がって足場も外れ、いよいよ外観のお披露目ができそうです。

2015.12.11

2016年も色んなセミナーやります。

12月も10日を過ぎると年末らしい雰囲気になってきますね。何故か不思議と車が多い感じがします。朝方、支払いの関係で銀行に行ったのですが、ちょうど昨日ボーナス支給日だったようで、ATMには人、人、人…気分悪くなるくらいの人でした。結果、1分の振込を用するのに40分ぐらい待たされました…。

さて、今年も私のビジネスワークである「セミナー・相談会」は例年と同じく70回ほど開催させていただきました。ここ数年はこのペースで変わりませんが、毎回、様々な出会いがあります。直接顔を見てお話をするのは、互いの事が理解でき、こちらの思いも直接伝わりますし、偶然の出会いに縁を感じることが出来る貴重な時間です。これからも仕事をするのに欠かせない時間だと思っていますので、オファーをいただける内は引き受け続けてていきたいと思います。
そんな思いを秘めながら、年明けの17日に少しジャンヌの違うセミナーをさせていただきます。4年前に始まった「再生可能エネルギー固定買取制度」、その中でも爆発的に増えた太陽光発電システムについての今までとこれからについて、不動産コンシェルジュとしての立場でお話しをさせていただきます。

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2015.11.27

2015 京都の紅葉

ここ2、3日、本格的な寒さになってきました。暖かい日が続いていた11月ですが一挙に冬になった感じですね。さて、先日京都に紅葉狩りに行ってきました。古い建築物を見るのが趣味なんで時間が出来れば京都に行きたいと思ってたところ、たまたま平日に都合がついたので早速段取りして行ってきました。紅葉シーズンなんで定番ルートでお寺めぐりをしようと、まずは京都駅からすぐの「東福寺」から。秋の京都のド定番です。紅葉はもうちょっとって感じでしたが、でもやっぱり素敵でした。

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次に南禅寺山門からのショットです
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そして、天授庵。ここの回廊庭園の紅葉はすばらしいです。
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ぐる~と池の周りを回って・・・
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この後、天気がぐづついてきたので紅葉狩りを終えて、近くの「京懐石八千代」で湯豆腐食べてゆっくりしました。日頃は時間に追われていることが多いですが、たまにはこんな時間を過ごして気分転換するのもいいものですね。
また来よっと。
2015.11.13

「M Style 円山 Concept Life」プロジェクト ~上棟~

9月末から着工したコンセプト建売住宅の建築工事。11月吉日に無事上棟しました。上棟とは、軸組では屋根組みの1番上にある棟木が組み上がった状態をいうのですが、今回の建物はツーバイフォー工法ですので、屋根パネルが取り付けされた状態で上棟となります。上棟後、すぐに屋根工事、外部建具取付をおこない雨仕舞をします。それが終われば上棟立会いをするのです。
着工前の実施設計で設計確認は充分おこなっていますが、実際の建物が組み上がってみると想像していたものと違うことこがあったり、図面では確認し切れていないところは現場を見て確認するということをします。設計を変えてしまうようなものではなく、場所場所の細かな確認なのですが、それらを目で見て確認し、変更があれば現場で補正の打合せするのが上棟立会いなのです。そして今回も、上棟立会いをおこないました。

1階リビングの南側開口部全体1.jpg

リビング全体。間仕切りや開口が分かります。
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建築士さんと現場監督さんと図面を見ながら確認している様子です。
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2階居室。コンセント、スイッチの位置は電気BOXで確認します。
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2階主寝室。今回外部建具の内部色が部屋ごとで違ってるの分かりますか?
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柱に色が付いているのは防水処理を施しているからです。
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黒いところが基礎パッキン。床下の換気を確保と防腐の役割をしています。
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ちなみに1階床はこのようになっています。
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3時間弱ほどかけて各ヶ所の確認、電気配線の確認などもおこない、変更があった点は図面に記載して現場の職人さんが分かりやすいように現地表示もして上棟立会いは終了です。上棟後の外観写真は今後のお楽しみとして掲載していませんが、建物が上棟すると家を建てているという実感が湧きます。何回も経験をしていることですが嬉しいものです。この上棟立会いが終わると、外部検査機関の構造検査を受けて、外壁工事、内部の大工工事が本格化していくのです。
話は変わりますが、このプロジェクトの建築工事のプロセスは通常の注文住宅を建てる時と同じプロセスで進めています。充分な設計図書、工事期間の確保、現場での打合せ、管理しやすいよう各工事はシリウスに進めています。ちなみに、ローコストの建売住宅では価格を安くするために工事プロセスを出来るだけ省略し工期を早めています。打合せの必要が無いよう設計を含めて規格化し、設備仕様品も量販品のみを使い、各工事はパラレルに進めることによって工期を短縮するのです。(だから安く出来るのです) 注文住宅に比べ半分の工期ぐらいで建てられています。
物事にはいろいろな考え方がありますからどちらがいいとは言いませんが、物造りにおいて早く造るということにおいては収益以外のメリットは無いと思っていますし、我家を造ってもらう折には丁寧に手間暇掛けて造ってもらいたいと思うのが心情です。私共が企画するコンセプト建売案件では、設計を充分におこない、建築上必要な時間は確保し、工事をキチンとチェックするということは欠かせない事ですので、価値観を共有でき、それを実際におこなってくれる建築会社に施工をお願いするようにしています。
「我家を建てる思いで造る」、これからもその気持を忘れずに取り組んでいきます。

2015.10.31

「M Style 円山 Concept Life」プロジェクト ~基礎工事~

ようやく秋らしい天候になってきました。そろそろ紅葉も色づいてくるころかと思います。さて、「M Style Conceput Life」プロジェクトは基礎工事が終わりました。基礎補強の鋼管杭工事から始まり、基礎配筋工事、基礎型枠工事、コンクリートの流込みと天候にも恵まれ順調に工事は進みました。
プロジェクトの建設地である中区円山エリアは古くからの町並みがあるところで、岡山の中では比較的地盤の良いところですが、SS式地盤調査の結果では相応の基礎補強が必要という結果でしたので、できるだけ強度の高い補強工事をすべく、施工を依頼した三井ホームさんの推奨もあって鋼管杭工事をしました。

こちらが鋼管杭。専門の機械で支持層まで打ち込みます。
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長さが足りなければ溶接でつなぎ支持層まで打込むのです。2.jpg
補強工事が終わると基礎工事に着手です。ベースを打ってそれから基礎の配筋工事です。基礎はベタ基礎で床厚150mmの鉄筋コンクリートで、配筋量も一般的なものに比べで2倍強の量を施工しています。
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型枠工事。基礎の立上がりは幅150mm、高さ460mmで仕上げます。
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型枠工事が終わるとポンプ車で生コン打設します。生コンは生物なので段取り良く迅速に。
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養生期間を経て型枠を外し基礎完成です。
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アンカー確認、仕上がり確認・補修等をして床組工事に備えます。
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基礎工事が完了すると、組立工事までに屋内外の給排水配管工事を行います。そして、それらが完了して足場を組んで組立工事が始まるのです。11月初旬には上棟の運びで工事は進んでいきます。
話がそれますが・・・今、巷で大騒ぎになっているマンション杭工事偽装問題。建築物の最も大事な部分である基礎工事の不備は、建物の不動沈下を起こし全てを台無しにしてしまいます。すでに傾きが出ている建物については補修工事だけでは対応が難しでしょうから建替えという手段でしか無いと思いますが、マンションでは住民の同意を得る作業、建替期間中の精神的、経済的負担は甚大になります。
今回の事件は一人の現場監督が起こしたことなのか、建築会社としてそのような風潮を生み出していたのか、真相解明はこれからだと思いますが、最終的な被害を受けるのはエンドユーザーです。エンドユーザーには工事中の内容を知るすべはありません。全てを信用して不動産を買ったり、住宅を建てたりしているのです。
そして多くのエンドユーザーは多額の住宅ローンを組んでそれを支払っていくのです。建築に関わる方々はぜひその事を再認識していただき、技術者としてもモラルを持って、良い物を作る努力を惜しまず、誠心誠意仕事に取り組んでいただきたいと思います。

株式会社スタイルプランニング

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