セミナーやバイヤーズエージェント活動でお世話になっている「福富建設」さんの完成現場見学会に行ってきました。
福富建設さんの住まいづくりは「大工が作る家」。当たり前のようですが、「熟練大工が丹精込めて家づくりを行い、アフターの面倒も見ていく」ことをポリシーとしている工務店さんなのです。熟練大工の家づくりだからかも知れませんが材料の選択が特徴的だと思います。自然素材にこだわり、無垢の木をふんだんに使い、高い技術が使える材料を使用しています。
見学会に行くと良くわかりますが、木造ならではの木のいい香りがプ~ンと匂ってきます。そして家づくりをされた大工さん自身が見学会場の案内・説明をしているのです。これはとても珍しいことです。
「大工を育てることは、いい家をたてること、建てた後の面倒を見ていくために絶対必要」といつも話をされているのが福富建設の後藤社長。社員大工を11名抱えてる工務店さんは正直中々ないでしょう。私がお手伝いさせていただくようになったのも、本当に良い家づくりを追求し一生懸命考え続けているその姿や人柄に魅かれてです。
その他、福富建設さんの特徴としては設計スタッフがすべて女性。これも工務店さんではとても珍しいと思います。女性ならではの細かな気配り・心配りをされた設計提案をされているように見受けられます。家作りでは主体となる奥様と、納得がいくまでお話が出来るのも女性同士ならではの強みなのかと思います。
そして、営業たる仕事を一手に引き受けているのが杉総括マネージャー。FMラジオのパーソナリティーをされていたり、ポエマーであったりと、こちらも非常に個性的なお人です。私が知ってる限り、こんな雰囲気を持った住宅営業をされている方はいませんね。(笑)
今回、個人のお客様のお宅なので写真は一部しか掲載していませんが、家の中はシステムキッチンや洗面設備まで木造作で作り、床下には木炭、内壁は漆喰や珪藻土を使い、壁の腰板、押し入れの中、小屋裏収納までふんだんに無垢の木を使っている見事なお宅でした。
何度か福富建設さんの見学会などに寄せていただいて感じることは、施主と工務店さんのスタッフがとても仲が良いことです。見学会も施主自らが仕切られている感じで、まさに「お披露目」という感じがします。たぶん、施主様が家づくりに納得され、建てた家に満足され、建築に携わった方々に感謝されているからなのでしょう。
日本の伝統的な家づくりに新しい感性の営業アプローチにチャレンジしている「福富建設」さん。ご興味ありましたらギャラリーを訪ねてみてはいかがでしょうか。
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