本日、仕事納めとなりました。今年は特に激動の1年間でした。(今風に言うと100年に一度の・・・でしょうか)
当社のメイン業務である「住宅コンサル」「土地購入コンサル」については、不動産市況が大きく様変わりをした事もあいまって、前年に比べ倍近くのお話をいただいた1年でもありました。
元々、コンサルという仕事はリスクヘッジの仕事ですから、先行きが見えないこのような市況になったり、判断出来ないような沢山の情報が出てくると活用する方が多くなるのですが、それにしても世の中の急激な変化に後押しされるような形で仕事が増えたのは複雑な心境です。
20年前に「バブル崩壊」という未曾有の出来事を経験をしている者の一人として、「人間って懲りないな~」と思う反面、今回の金融危機については原因を作ったと思われる輩達に強い憤りを感じます。
金融のプロ達が自分達の利益だけを追求し、金融工学に基づいた複雑な金融商品を作って売りさばいた結果が、急激な経済変化を起こし実体経済に影響を与えているのですから一般の我々はたまったものではありません。
20年前の「バブル崩壊」も原因は銀行でした。今回も投資銀行と言われる金融機関が原因で、そこに湯水のごとくお金を注ぎ込んでいたのも銀行です。いったい彼らの役割って何?と思わざるを得ません。
コンサルの仕事は、売り手(プロ)と買い手(素人)という立場の違い(情報や経験)からくるギャップを埋めていくのが仕事なのですが、売り手が今までに無い形やスピードで商品を出してくることを考えると日頃の情報収集や勉強はかかせないことと感じました。
今日における流通や情報の量とスピードにどうやって対応していくか、来年はさらに工夫を求められる1年になるように感じます。
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住まいづくりワンポイントアドバイス