最近、ホームインスペクションという言葉をよく耳にします。
ホームは「家・住まい」を指しますが、インスペクションは本来IT用語で、「ソフトウェア開発の各作業工程で設計仕様書やプログラムを第三者が検証し誤りや問題点を検出する」という意味があるので、これを家づくりにあてはめて「住まいの第三者による検査及びチェック」という意味のようです。(造語でしょうね)
利害関係の無い専門家に住まいづくりの過程や中古住宅などの現状をチェックしてもらうことで、物件のトラブルを未然に防ぐ事も出来ますし、現状をきちんと知る事によって購入意思の確定もしやすくなりますから、不動産購入者にとってはとてもありがたいサービスです。
従来は、建築士や不動産業者に知り合いがいれば厚意で見てもらったりしていましたが、ブレーンがいなければ元々無理な話ですし、いたとしても厚意であるが故に勝手も言いにくいのが正直なところでした。「必要性はあるのに依頼する先が無い」そんな状況の中で生まれてきたのが「ホームインスペクション」という仕事なのです。
現在、中古住宅を購入する方が多くなっていますからそのも需要はとてもあると思います。中古住宅の場合、建築時の建築基準で作られていますから、現在の基準に照らし合わせると改善すべき点もありますし、住んでいた方の使い方や保守によって建物の経年ダメージも随分違っています。それらを専門家の客観的な目線で診断してくれれば、買主は納得した上で購入が出来ますし必要なリフォーム費用も見込める事が出来るという訳です。
岡山ではまだ専門会社はないようですがこれから大きく伸びそうな要素を持った仕事だと思います。住まいづくりコンサルティングを行っている当社は提供できるサービスの一つとして前向きに検討したいと思っています。
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住まいづくりワンポイントアドバイス