今年から岡山市の総合展示場「ハウジングスクウェア青江」(山陽新聞事業者主催)のサンデーコンサルティングをさせていただくことになりました。内容は「土地購入の為のコンサルティング」で、先日の2月22日(日)が初回だったのですが告知早々に予約も一杯となり、何人かの方にはキャンセルさせていただくほど好評だったようです。
ご相談内容は様々でしたが、お越しいただいた皆さんの共通点としては「商談の進め方の確認」「購入に関しての注意点」など具体的案件の前段階にあたるご質問が多かったように思います。これはある意味、それだけ一般の方が不動産購入に対する知識を得る手段が乏しく、また不動産業界自体の情報提供の少なさなのでしょう。
住宅と土地は必要不可欠な関係ですが、住宅業界に比べ不動産業界は分かりにくく、その対応もまちまちである為、購入者はどうしたらよいのか分からないという状況になっています。高額な買物なのにそれを扱っている業者側はその意識が低いというのが正直なところかも知れません。
岡山の場合、地価が安く土地を購入しやすい環境が整っている為新築される方の50~60%が一次取得者(土地から購入して新築)といわれています。よって住宅会社も土地情報提供が最大のセールスポイントと位置づけ積極的に土地情報提供をしています。そんな現状から、総合展示場センターハウスとして今回のコンサルティングイベントを始められました。
夢のマイホームを取得するその最初の土地取得、安心して計画を進めていく為にも機会があればコンサルティングを受けて見て下さい。
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サンデーコンサルティング
コンサルタントの懇談会
先日、とある懇談会に出席してきました。懇談会に集まっている方は住宅コンサルタントをしている方々で、現在の仕事の状況、今後の展望、問題点について話し合うものでした。
私自身は、今回はゲストでの参加であったので気軽な気持ちで参加させてもらいましたが、内容はとても充実しており、日頃の活動にヒントなるものが多くとても参考になるものでした。
その中で「住宅コンサルタント」というネーミングを「住宅コンシェルジュ」にしてはどうかとの話がありました。「コンシェルジュ」とは直訳すると「管理人」ですが、ホテルなどでは「案内や要望に応じる世話人」の意味として使われています。まさに私たちの仕事は、コンサルタントよりもコンシェルジュではないかとの話だったのですが、これには私も大共感しました。
コンサルティングは、「業務または業種に関する専門知識を持って主に企業に対して外部から客観的に現状業務を観察し問題点を指摘し原因を分析し対策案を示す」ものです。私たちの行っているエンドユーザー向けサービスは、コンサルティングよりもコンシェルジュの方が言葉に意味的にも合っているように思います。
言葉から受ける印象も「コンシェルジュ」という方が柔らかく受け入れやすい感じがしますし、個人対象の業務には似合っていると思います。そして言葉の意味である「案内人」は実際の業務を直接的に反映していて現実感があります。言葉だけが先行しては意味がありませんが、自らの仕事をより分かりやすく伝わりやすい言葉に置き換えることはとても大切なように思います。
まさに「住まいづくりの案内役」になれるよう、現在の仕事に取り組んでいきたいと強く感じた懇談会でした。
章栄不動産の破綻
先月、広島の中堅デベロッパーの章栄不動産が破綻しました。当日は愛媛の不動産デベロッパーであるジョーコーポレーションの破綻も発表され、不動産デベロッパーのおかれている状況の厳しさを目の当たりにする出来事でした。
当社にも、これらの会社に対する質問を昨年は多くいただいていました。会社の与信関係や商品に対する評判などが中心でしたが、様々な噂が飛び交っていただけに購入を検討されていた方は特に気を使われていたようです。
中でも章栄不動産については、新築間もない物件を他の不動産会社に転売し、大幅な値引きで再販するような事をしていただけに不動産会社の社会的信用も失なわせました。アメリカ発金融危機の問題や急激な市場の変化に仕方なかったのかも知れませんが、レバレッジをきかせた自転車操業的な仕事のやり方については大きな問題があったように感じます。
特にマンションのような共同住宅では多くの入居者の方がおられるだけに、購入条件が違うことによる問題は後々の管理にも影響を及ぼします。マンション自体のクオリティを下げる要因になり、資産価値を下げ、修繕時のトラブルを生む原因になるだけに、販売する事業主の責任は大きなものと言えます。
今回の件でさらに物件に対するイメージは悪くなってしまいました。起きてしまったことは仕方ありませんが、すでに購入しているオーナーとしてみれば買い替えがしにくい物だけに悔やみきれないというのが正直なところではないでしょうか。
2009年は始まったばかりですが、色々なことが大きく変わるように感じます。20年前のバブル崩壊を経験している一人ですが、その時とは全く違った雰囲気を感じます。
ぜひ、購入者にとって良い変化となって欲しいものです。