不動産コンサルティングでお手伝いさせていただいたお客様の完成見学・お披露目会に行ってきました。設計施工はデザインと高いクオリティに定評のある、カーサ・カレラさん。
こちらの建物の用途は「デンタルオフィス」。聞きなれない言葉ですが、実は歯科技工士さん達の歯科技工所です。歯科技工士で施主である、株式会社デンタルオフィス・マサヒロの社長曰く、「いい物をいい空間から生み出したい」という思いから生み出されたオフィスなのです。
この度の計画では立地場所にもかなりこだわりがあったので、約1年近くの時間をかけてアテンドさせていただきました。とにかく歯科技工の概念を変えたい、デンタルラボの未来型を作りたいという思いこもった建物です。東西南北どこからも建物が見える立地になっています。
広く開放的なエントランスから入口を入って、すぐに眼に飛び込むのが液晶モニターと一体になったパネル。これは電気を付けている状態ですが、電気を消すと面白い仕掛けになっています。モニターには歯に関する映像が映し出されていますが、これがまた凄くて面白いんです。
受付カウンターに待合スペース、落ち着いたインテリです。飾り棚や、置物もオフイスって感じじゃないですね。取引先さんが来てくれた折に、珈琲でも飲んでゆっくりして欲しいという思いで作られた待合いスペースです。
そして2階はメインの技工所。というよりまさにラボですね。本当、装備されている設備機器は凄い!の一言です。専用のデスクや器具はイタリア製。その筋では有名な一流メーカーとのこと。こだわり方は半端ではありません。
精密作業をする為の顕微鏡や専用の器具を使う隔離されたブースも作られています。このスペースはホコリも除去してくれるんです。見学の方々に歯科医の方も多かったのですが、これだけの設備を個人で設置しているケースはとても稀なことと、皆さん驚いておられました。
そして、作業環境をもっとも重視しておられたご施主様は、明るく開放的な場所であることを強く望まれていました。歯科技工という職場を変えたいという思いです。東を見ても前面障害物の無い景色。西も見ても旭川が望めとても静かで気持ちのよい景色。素晴らしい作業環境になっています。
ご施主様の息子様のお住まいもコンサルティングさせていただいたのですが、同じく景色の良い高台に土地を購入していただき、住宅を建築いただきました。このあたりは同じDNAですね、お2人ともに物に対する情熱やこだわりがあって、お手伝いをしていてもやりがいを感じさせてくれます。
そして、その施主の思いを形にしていく建築会社さんも同じく情熱に溢れこだわりを持たれておられる。まさに施主と施工者が一体となって進められたプロジェクトでした。
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完成見学会 デンタルオフィス
すまい取得応援セミナー
去る3月15日土曜日に山陽新聞社主催、国土交通省協賛で、「すまい取得応援セミナー」が山陽新聞本社ビルにて開催されました。当日は天候も良く、125名もの参加者がお越しになられました。消費税増税後の住まいづくり、関連税制の解説などのセミナーが開催されましたが、参加いただいた皆さんは熱心に聞かれていました。最初のセミナーは「国土交通省住宅局 岸川室長」資料も充実して分かりやすいお話しでした。