岡山・倉敷のフリーペーパーLIVING「インプレッション シニア クラブ」(岡山リビング新聞社 11月30日発行)に取材記事が掲載されています。
シニア世代の「自分らしいセカンドライフ」についてのインタビュー記事です。現在のシニア世代の方はとてもお元気で、バイタリティに溢れ、精力的に活動をされていますが、これからのセカンドライフをよりよいものにするためのアドバイスを、住まい、お金、健康、介護についてのエキスパート達が愉しみ方やこだわりについてお話をされている中、私は住まいについて述べさせていただきました。
TOPICS
新着情報
岡山リビング新聞社 インプレッションインタビュー
住宅メーカー施工ミス問題
先週発表された住宅メーカーミサワホーム中国の施工ミス問題。記者発表によると、「建築基準法に基づいて大臣認定を受けた工法通りに施工をしていなかった」とのことで、その対象数は岡山・倉敷で千棟余りに及ぶとのことです。
図:中国新聞掲載を引用
図のように、屋根裏の一部に石膏ボードを貼る工事なのですが、これは建物の強度を増す役割としておこなわれるもので、それをおこなっていなかったことが今回発覚したということです。施工している工務店からの確認によって発覚したと報道されていますが本当ならば何ともお粗末な話です。ミサワホームは「木質パネル工法」という独自工法で大臣認定を受け販売・施工をおこなっています。今回、認定を受けている施工マニュアルにある工事の一つが抜けていたということが問題になっています。
ミサワホームによると、この石膏ボードは構造計算に入っていないので耐震強度には問題が無いとのことですが、それよりも気になるのは、設計・施工・管理を一括して行い高品質な商品を提供することを売りにしている住宅メーカーが、一番重要ともいえる管理業務を怠っていたのではないかという点です。
住宅メーカーは工業化をする為に適した独自工法を考案し、それを個別に大臣認定を受ける形で販売・施工をおこなっています。工業化住宅の一番の売りは、高品質で均一な住宅を大量に提供することが出来る点で、アフターメンテナンスも含めた管理システムがその最大のセールスポイントになっています。それがこのような施工マニュアルにある工事の一部が抜けていた、分からなかったというミスをしてしまえば、消費者の信用を一挙に失ってしまうことになってしまいます。
住宅メーカーで多い、設計・施工・管理を1社で行うことは効率的に業務が進められる反面、チェック機能がうまく働かないという側面があります。人が現場作業でやることだからこそ管理チェックを厳しく行わなければなりませんが、実際には忙しさにかまけて手間を省いたり、工務店任せになってしまったりしているのも現実です。
住宅メーカーでは今回の施工ミス問題以外にも過去に数々のトラブルがありました。営業が住宅ローンの虚偽申込を行ったり、設計が建築確認申請を改ざんしたり、効率を追い求め工事期間を極端に短縮し施工ミスを起こしたり、決算対策のため完工をしていないのに引渡しをしてしまったりと、大量生産、大量販売を実現するための分業制の弊害や、過剰な収益を追求し過ぎることがその原因と言われています。これらは大企業である住宅メーカーだからこその影の部分かも知れません。
請負工事は信頼をなくしてしまえば成り立ちません。まして個人の住宅という一生に何度もない買い物をしている施主からすれば今回の人為的トラブルはとんでも無い話です。住宅メーカーにはその点を今一度肝に命じ、お客様目線での必要な仕事、信頼される仕事が出来る体制づくりをお願いしたいものです。
完成見学会 「中区平井」
完成見学会に行ってきました。場所は玉野市某所、周りを自然に囲まれ季節の移り変わりを感じさせてくれるような場所に佇む素敵なお住まいでした。設計・施工はデザインとクオリティが評判のカーサ・カレラさん。今回も見応えのある建物でした。
まず最初に目に飛び込んできたのがその外観!お城を想像させるような円形の塔が一際目を惹きます。
平面プランは扇型にように東西に開く形に構成されていて、塔の部分が建物の中心かつエントランスになっています。近づいてみると塔の存在感が凄い~!かっこいい~!
南側はどうなっているのかと東南側に回ってみるとこんな感じでした。お庭も広くて開放的!陽当りも通風も良くて快適な環境です。
施主さんが家族や友人とするBQがお好きということで、リビング・ダイニングから出られるデッキを装備。BQコンロもレンガで作られていました。これなら沢山の人が集って楽しめます。
室内は扇方になっている東側にダイニング・キッチンとトレーニングスペース、西側に客間である和室と洗面・浴室がありました。その東西をつなぐ真中にリビングがあります。ちょうど塔の南側にあたります。写真は東側のダイニング・キッチン。段差もつけているので天井が高く感じます。
シンボルとなっている塔の部分はリビングから行き来する階段を兼ねています。塔をグルリと回る形で2階へと繋がっていました。(この階段はとても気に入りました) 写真は2階に上がったところのホール。円形スペースだから2階ホールもこんな形なのですが、柔らかさもあってお洒落でとてもいいです!
全体的にとても明るくデザイン性が高く、無駄の無いプランに感じました。部屋と部屋の繋がりがいいのでかなり広く感じれました。カーサ・カレラさんはいつもハッとするような提案をされていすが、今回は特に外観デザインに驚かされました。
岡山生活情報誌 オセラ 晩秋号
10月25日発売の「岡山の大人のための地域生活雑誌 オセラ 晩秋号」に、住まいコンシェルジュ紹介第3弾が掲載されました。
今回もコンサルティングに関する業務内容の紹介や、コンサルティングの掛かる費用についてご紹介いただいています。
誌面の中でも紹介していただいていますが、住まいづくりや不動産購入に関してセカンドオピニオン的にコンサルティングを利用される方が増えてきています。弊社も住まいづくりコンサルティングとして業務を始めて8年余りになりますが、正直とても嬉しく思います。
住宅や不動産はとても高価で、一生に何度もしない買い物です。だからこそ悔い無く、満足のする住まいづくりや不動産購入をするためにも、住まいづくりコンサルティングを利用してみて下さい。
消費税増税
10月1日に安倍総理の政府会見があり、2014年4月から消費税5%が8%へ増税されることが確定しました。2020年のオリンピック東京開催が決まった段階で本決まりの感がありましたが、これにより増税後のことを考える必要が出てきました。
住宅購入では、高額であるが故に消費税増税の心理的、経済的な影響は大きく、9月末までの請負契約に適用された経過措置を受けうようと駆け込み需要が起こりました。これは17年前の増税時にも起きたことです。たしかに、購入資金の内自己資金の割合が多い方はそのまま増税分の影響をもろに受けてしまいますが、住宅ローンを活用しての購入に関しては、住宅ローン控除が10年200万円が10年400万円に拡充されますので、借入金額が多い方にとっては消費税増税分はほぼ吸収できると思われます。(購入者の内9割が住宅ローンを活用)また、所得が510万円以下の方には「住まい給付金」が支払われることになっていますが、増税分の半分ぐらいはまかなえる感じですね。
これだけの措置が行われると消費税増税の影響は思うほど大きくはなく、何が何でも増税前と言って慌てる必要は無いです。需要の高まりによって建材や職人の人件費の高騰が起こるということを気にしている方もいらっしゃるようですが、前回の増税時にも同じことが言われ、今よりも景気が良かったのにもかかわらず、実際には逆なことが起きたくらいですからあまり気にする必要は無いでしょう。
本来、居住用の住宅は必要性で求めるものであって損得で得るものでありません。家族のこと、将来の生活のこと、より豊かな環境を得ることなど、その必要性を感じてから計画を進めて下さい。そのタイミングが今なら積極的に進め、まだその段階でなければ見送る、そのぐらいの心構えでちょうどいいです。
これから来年3月末に向けて住宅会社さんは一段とセールスを活発化します。5%から8%に上がった後も、今度は10%への引き上げが1年半後に待ち受けていますから、さらなるセールスが見込まれます。
今は売り手にとって最高のクロージング環境が整っています。こんな時だからこそ、セールスパーソンに振り回されること無く、冷静に住宅購入を考えましょう。
宮崎アニメ
今朝のニュースで宮崎駿監督の引退が話題に出てました。「ルパン三世~カリオストロの城~」から現在上映中の「風立ちぬ」まで長編アニメ映画を数多く制作され、日本中に感動を与えられた誰もが知っているアニメ界の巨匠です。
私達の世代はまさに宮崎アニメに魅了された世代。子供の頃に毎回見ていたTVアニメ「世界名作劇場」のハイジやネロやマルコからなので、たぶん35年くらいにはなるでしょうね。ディズニーより宮崎アニメの方が断然身近に感じます。「風の谷のナウシカ」「となりのトトロ」「ものもののけ姫」「千と千尋の神隠し」などは海外でも大人気です。もちろん、私も映画館で見たりTV映画で見たりしていました。宮崎アニメは子供の頃に空想していた夢の世界で、懐かしさを感じたり心に暖かさを感じさせてくれます。映画を見ていると、どんどん物語の世界観に引き込まれていき感動や涙を与えてもらえます。
「プロフェッショナル~仕事の流儀~」でも紹介されていましたが、長編アニメの制作は2時間の映画の為に3年もの時間を費やさなければならないそうです。CG全盛にこの時代において、一枚一枚手書きで気の遠くなるような作業を繰り返して作られています。ただ、好きなだけじゃ出来ない、使命感を持たないと出来ない仕事だと思います。当然も儲けなど考えてると割に合わないでしょう。宮崎監督は、その才能と努力を次元の違う世界で積み重ねてこられた方なのだと思います。50年近くアニメ制作に携わられてこられた宮崎駿監督、多くの作品を残していただいてありがとうございました。
New リーフレット
お盆前から始まった酷暑・・・連日35度越えの毎日です。昼間は仕方ないのですが朝晩も気温が下がらないのはさずがにこたえます。完全に睡眠不足に陥ってます。(苦笑)
さて、お盆も明けて、暑いながらも仕事に頑張らないといけませんが、やる気モードを高めるものが本日届きました。それは、盆前から準備していた会社の業務案内リーフレットです。内容は今までのものと殆ど変わらないのですが、春先に新しく作ってもらったロゴに変え、シンプルに分かりやすくちょっと工夫しました。(前より可愛らしい雰囲気になってます♪) たいしたリニュアルでも無いのですが、やっぱり新しいツールは気が引締まる感じで良いです。
このリーフレットは、スタイルプランニングの業務を知っていただく時に使ってまして、私や会社の名刺みたいなものです。セミナーや相談会で自己紹介を兼ねてお客様にお渡しをしたり、業務の内容を説明する折に活用しています。このリーフレットをお一人でも多くの方にお渡し出来るよう、汗いっぱいかきながらも精力的に活動していきます。
残暑お見舞い申し上げます。
暦の上では立秋を過ぎましたが、とにかく連日暑いこと、暑いこと・・・ここ数日はまたまた凄まじい暑さとなっています。天気予報では今日から2週間くらいは連日猛暑日になる予測が出ていて、11日日曜日の予想最高気温は37度!まさに酷暑です。
仕事柄、昼間に不動産の現地調査や物件探索、住宅の内見や立会いを行うのですが、この暑さだと数分で汗がどっと吹き出し汗ビッショリ!中でもスラックス姿で汗をかいてしまうのは最悪で、太ももにベタベタくっついて不快指数はうなぎのぼり!ブルーな1日になってしまいます・・・。
真夏がこんなにも暑くなってしまうとちょっと住まいのことを考えるには厳しいですね。実際、8月は不動産購入者の動きが1年で最も低調になるんです。(業界では夏枯れっていいます・・・) 定例で開催しているセミナーなども来場者数がとても少なく、子供向けイベントにだけ家族連れで来られる、という感じです。この暑さの中で住宅を見て回るのはたしかにちょっとテンション上がりにくいです。(笑)
こんなに暑い夏になってしまうと、日本もヨーロッパのように8月は「バカンスシーズン」として皆休んだ方がいいかも知れませんね。家族皆で長期でゆっくり休んで遊んで、季節がいい時にはしっかり動いて情報収集してと、メリハリをつけた方が楽しめる感じがします。その方が住まいの購買意欲も湧くかも知れません。来週の12日からは弊社も夏季休暇をいただきますが、数日のお休みとこの暑さの中では、どこにも出歩かない購買意欲の湧かない休みとなりそうです・・・。
お勧めの住宅関連ノウハウ本
オセラ 盛夏号
梅雨はどこにいった・・・
まだ6月も半ばなのに連日の猛暑・・・そして昨日の岡山市内は何と37度!今日は温度計みると34度!
今は梅雨の時期なのに雨が全然降らなくてこの暑さ、今年は完全に空梅雨ですね。
写真は事務所からのショットですが、見た目の爽やかさはどこやらで、熱い湿った空気が漂っています。我が事務所も3日前まではクーラーを入れずに過ごしていたんですが、さすがにここ数日の暑さと湿気には我慢ができず、クーラー付けて過ごしています。
夏はこれからが本番ですが、6月からこの調子だと、やっぱり今年も猛暑の夏になるんでしょうね。それに加えて雨が極端に少ないのはいろんな意味で少し気になります。今や真夏は普通に40度近くの気温になっちゃいますからね。
最近お世話したお宅で、雨水を貯める貯水槽を設置されたお客さんがいました。畑や植栽のお手入れ用にと言われていましたが、案外ほかの目的にも役に立つような気がします。高気密、高断熱な住宅、太陽光発電搭載の住宅、自然素材を駆使した住宅、昔とはあきらかに違ってきている今に適した住宅を作るのも、厳しい季節を乗り切る一つの手立てかもしれませんね。「備えあれば憂いなし」です。
アベノミクスはバブル?
5月も今日で終わります。いつも言ってますが月日が経つのは早いですね~(笑)さて、5月も終盤に差し掛かったころから連日のように株価の乱高下が世間を賑わせています。日銀黒田総裁の異次元の金融緩和政策が4月に発表され、インフレ期待値が高まりマネーが株に集中して一連の株高を生み出しましたが、5月23日の株価急落から一転雲行きが怪しくなってきました。
これは昨年末から株価が一本調子に上がりすぎたための単なる調整局面だというエコノミストもいれば、金融政策だけの株高はまさにバブルだいう意見、市場を煽っている海外投機筋の利益確定売りが重なった、など様々な論調がTVのニュースや経済雑誌で語られています。ついこの前までは「ついに始まった日本再生!」「金融緩和によって株価は2倍!」などの意見が主流だったのに、わずか1ヶ月足らずでこの展開・・・何か懲りないというか変というか、思わず昔を思い出してしまいます。
私は80年代のバブルを知っている世代です。不動産関係の仕事をしていただけに、あの無茶苦茶なやり取りは今でもよく覚えています。金融緩和が起こしたバブルはまさにマネーゲーム。不動産は実態が無いのに担保価値だけの取引を行い銀行はいくらでも貸し付ける、株価はうなぎ上りで平均株価が3万8千円を超える・・・でもそれは長くは続かずバブル崩壊・・・あの時も多くの人が「おかしい」と思ったはずです。株価や不動産の資産は将来の期待値で動くことは事実ですが、実態がないのに期待値だけで進んでいくマネーゲームの危うさは皆が経験した出来事です。
バブル崩壊後言われたことは、「マネーに踊らされず、堅実に目の前のことを真面目に取り組んでいた人や企業だけが生き残った」でした。つい20年前に学んだことです。アベノミクスは世の中を変えてくれ元気にしてくれる期待感がありますが、今の金融政策だけで世の中が良くなるとは思いません。やはり実体経済を改善してくれる政策や戦略がなければただのマネーゲーム景気だけで終わってしまうように思います。一時の夢(バブル)で終わらせない為にも、堅実な政策、国民の為になる政策を打ち出していただきたいものです。